NHK退局の武田アナ、「キャラ変」ある? 4月から日テレMC...識者が占う「フリー転身後の姿」

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   NHKの武田真一アナウンサー(55)が2023年2月28日に同局を退職した。同日に放送された自身が担当する番組「列島ニュース」で武田アナは「地方は本当に多様で、日本は本当に素晴らしいと毎回心打たれました」と、離任のあいさつを述べた。

   今後はフリーアナウンサーとして、NHKのほか民放の情報番組にも出演する。J-CASTニュース編集部は武田アナの今後について、識者に予想を依頼した。

  • 武田真一アナウンサー(2016年の第67回NHK紅白歌合戦のリハーサル時)
    武田真一アナウンサー(2016年の第67回NHK紅白歌合戦のリハーサル時)
  • 武田真一アナウンサー(2016年の第67回NHK紅白歌合戦のリハーサル時)

「従来の信頼性に加えて、ひょうきんな部分が顔を出していくでしょう」

   フリー転身後の武田アナは、3月3日と10日はNHK大阪放送局の「ニュース きん5時」に出演。4月からは朝の新情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)で、「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(45)と、同局の黒田みゆ(24)アナウンサーと共に番組司会を務める。

   武田アナの民放デビューについては「民放での活躍、すごく期待しています」といった声が上がるなど視聴者からの期待は大きい。

   そのほか、「これから自由に羽ばたいてほしいね、頑張れ武田アナ」など、フリー転身で本人の生き生きとした姿が見られるのではないかと期待する声も。「諸先輩方は民放でイキイキとお仕事されてますのでどうか民放でも応援してます」と、これまでにNHKを退職したアナウンサーが「民放デビュー」し、新たな側面を視聴者に見せているとの声も多い。

   となれば、今後、武田アナはどんな姿を視聴者に対して見せていくのか。メディアエンターテインメントを研究する同志社女子大学の影山貴彦教授は、取材に対して以下のように述べた。

「『DayDay.』は民放の番組ですから、ある程度の『はっちゃけ』は視聴者から期待されるでしょうし、ご本人もNHKでは出せなかったポテンシャルを発揮していくと思います。やはり、NHKのアナウンサーは報道に携わる人間としての『確実さ』『手堅さ』『正確さ』といった信頼性が何にも増して求められるものですが、今後はそこからちょっと『しっぽがはみ出す』といったキャラクターの面白さが期待されるわけです。従来の信頼性に加えて、ひょうきんな部分が顔を出していくでしょう」

「日本テレビのキャスティングは見事だと思います」

   となると、その「変身ぶり」はどの程度が望ましいのだろうか。

「これまで武田さんを見続けてきた支持層をビックリさせてはいけません。やはり、『NHKの武田さん』として信頼されてきた面がありますから、あまりにはっちゃけて別人のようなキャラ変をするといった『激変』は好ましくありません。ただ、これまでの武田アナを見て思うのは、ご本人はその塩梅を的確に判断していくのではないでしょうか」

   武田アナは2016年の大みそかに放送された「第67回NHK紅白歌合戦」で総合司会を務めたが、今後、民放の大規模な歌番組の司会を務める可能性はあるだろうか。

「十分にあると思います。武田アナはエンターテイメント番組の中でもこの上ない舞台と言える紅白の司会を立派に務め上げられましたから、民放の音楽番組の司会を務めることも可能でしょう」

   最後に、歌番組や情報番組とは別のジャンルの番組の司会への適性はあるのかについても聞いてみた。

「クイズ番組が最適かなと思います。武田アナの知的で柔和なキャラクターが生きると思います。一方、あまりにバラエティー色が強い番組に出ると、先程も申した通り、これまでの支持層がビックリしかねませんからね。

そう考えると、4月から始まる『DayDay.』の司会を南海キャンディーズの山里亮太さんと一緒に務められるのは良いと思います。山ちゃんと武田アナの絶妙な掛け合いが生まれることが予想されますから、日本テレビのキャスティングは見事だと思います」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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