「昨シーズンは盗塁が圧倒的に少なかった」
そして「昨年日本の野球を経験したマクブルームという同じ右の長距離バッターがいるので、彼が良いアドバイスを送れると思います。デビッドソンが機能すれば打線にかなりの厚みが出ますし、しっかりサードで固定できれば坂倉(将吾)選手をキャッチャーで固定できるアドバンテージができる」との見解を示した。
もうひとつの課題に挙げたのが盗塁だ。広島は昨季リーグワーストの26個だった。最多は阪神の110個。26個の盗塁は両リーグでワーストだった。
「昨シーズンは盗塁が圧倒的に少なかった。今の戦力でも十分に足を使える選手がいる。盗塁の少なさは監督の野球観が反映されていると思います。チームの戦力を効果的に使えていない。盗塁に対する意識、チームの共有が低かったと思う。ホームランと盗塁。これが得点力をアップするためには必要になってくる。そうすれば今の投手力でも十分に上位で戦えるだけの力がある」
橋上氏は今季の開幕スタメンを以下のように予想した。
1番・秋山翔吾(センター)、2番・菊池涼介(セカンド)、3番・西川龍馬(レフト)、4番マクブルーム(ファースト)、5番デビッドソン(サード)、6番・坂倉将吾(キャッチャー)。7番・野間峻祥(ライト)、8番・小園海斗(ショート)、9番・投手。7番と8番に関しては入れ替わる可能性あり。
5年ぶりのリーグ優勝を目指す広島は、3月31日に敵地・神宮球場に乗り込みヤクルトと開幕戦を行う。