「手探りで投げている感じ否めなかった」 合同練習でまさかの死球...ダルビッシュの精神状態に心配の声

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   想定外の事態が起きた。

   2023年3月2日にバンテリンドームで行われた侍ジャパンと中日の合同練習。ダルビッシュ有(パドレス)がメジャーの契約の問題で3・4日の中日との強化試合に出場できないため、この日のゲーム形式のマウンドに立った。

   しかし、先頭打者・岡林勇希の右膝にいきなり死球をぶつけてしまう。痛みで顔をゆがませた岡林は自力で立ち上がれず、コーチに肩を担がれる形でベンチ裏に消えた。

  • ダルビッシュ有(写真:AP/アフロ)
    ダルビッシュ有(写真:AP/アフロ)
  • ダルビッシュ有(写真:AP/アフロ)

「知らず知らずのうちに疲れはたまっていたと思います」

   心配そうな表情で岡林の様子を見ていたダルビッシュは、明らかに動揺していた。その後にビシエド、アキーノに連続適時打を浴びた。途中で一度降板。2回、3回は無失点でまとめたものの、スポーツ紙記者は次のように話す。。

「岡林への四球が影響したことは明らかです。2イニング目以降もどこか手探りで投げているような感じが否めなかった。今月10日の1次ラウンド・韓国戦に先発予定ですが、気持ちを切り替えられるか。今回の侍ジャパンでは若手投手たちと積極的にコミュニケーションを交わして頼られていた。チームの中心選手として首脳陣にも全幅の信頼を寄せられているが、知らず知らずのうちに疲れはたまっていたと思います」

ダルビッシュは登板後に謝罪

   ダルビッシュは登板後に自身のツイッターで、「推しのドラゴンズ相手に投げられるのを楽しみにしていたのにいきなり岡林選手に当ててしまってドラゴンズ、ファンの方に本当に申し訳ないです。 岡林選手に何もない事を祈ります」と綴り、「ビシエドとの対戦も覚えていません。。」とマウンド上で平常心ではなかったことを明かした。

   幸いなことに、岡林は病院で検査を受け、「右膝の打撲」と診断されて長期離脱は避けられる見通しとなった。昨年最多安打のタイトルを獲得した若手のホープは、中日ファンにとって期待の星だ。

   SNS上では様々な書き込みが見られたが、岡林の早期復帰を願うと共に、ダルビッシュの精神状態が心配される。キャリアがある投手だけに、本大会は快投を期待したい。(中町顕吾)

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