「OHH~!!」アピタのポップもはや芸術作品? 販促した「大きなぬいぐるみ」は驚きのサイズ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で
「OHH~!!大きなぬいぐるみ」

   スーパーマーケット・アピタ長岡店に置かれた店頭販促物(POP)が、SNSで「神デザイン」などと話題になっている。大きなぬいぐるみの売り場を、冒頭のような独特な言い回しで熱烈に宣伝する。赤や黄、黒などのビビッドな色を用いた派手なデザインでありながら、商品情報を分かりやすく伝えていると好評だ。

  • 話題になったアピタのポップ(PPIH広報提供)
    話題になったアピタのポップ(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)
    実際の売り場(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)
    実際の売り場(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)
    実際の売り場(PPIH広報提供)
  • 話題になったアピタのポップ(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)
  • 実際の売り場(PPIH広報提供)

「大人気!!ワニ!!サメ!!イカ!!ムシ!!」

   話題になったポップは、マンガの枠線のように画面が4分割されている。各枠内の黄色背景の上には黒の集中線が描かれ、雑然とした印象を与えるが、インパクトのある文字が目を引く。

   右上には「WoW!」と白く縁どられた黒文字。ギザギザの赤い吹き出し内では、ぬいぐるみの種類を紹介しており「大人気!!ワニ!!サメ!!イカ!!ムシ!!」と疾走感あふれる文言を採用している。一番下の枠には、白縁取りの赤い文字で大きく「\3590」(税抜き)と、値段が記されている。

   美大生とみられるツイッターユーザーが2月25日、写真付きで紹介したことをきっかけに注目を集めた。投稿は3月2日17時までに1177万回以上表示され、3万9000件のリツイート、17万9000件の「いいね」が寄せられる大きな反響を呼んでいる。

「6年勉強してデザイン工学修士まで取ったけどやっぱり勝てない」
「派手で目が引かれる上に視認性悪くなくて内容も入ってくるとか完璧やんけ...もう1種の芸術作品やろ」
「変なテンションと勢いだけで突き進む感じが、むしろ余計なものを削ぎ落とした機能美の塊に見えてくる不思議」

ポップからは想像できない大きさがある

   ツイッターでは、ポップからは想像できないぬいぐるみの大きさにも驚く声が寄せられている。

   販促した「大きなぬいぐるみ」は、ユニーのオリジナル商品で、恐竜や危険生物、深海生物をモチーフとしている。大きさは2メートルを超えるものもある。

   開発担当者は、広報担当者を通じて、次のように制作した背景を述べる。

「元々クリスマス時期に、大きめのクマのぬいぐるみが良く売れていたこともあり、当初は動物園や水族館にいそうな一般的に"可愛い"とされる生き物達のぬいぐるみ企画をしていたのですが...なぜか危険生物や深海生物たちばかりをつくってしまい、現在は、2足と尻尾で自立するティラノサウルス(約1m)から、全長2mを超えるダイオウイカまで、11種類で売り場は大変賑わっております」

   各動物の特徴を再現することに力を入れたそうで、ティラノサウルスは二本足と尻尾で自立するよう、足の付け根や尻尾の位置、中綿の量などの調整を重ねたという。サメは、ぱっくりした口とギザギザの歯を、フェルトでそれらしく表現した。

   広報担当者によれば、大きなぬいぐるみシリーズは発売から3年経った現在も好評だそうで、とくに「ダイオウグソクムシ」、「ダイオウイカ」が「キモカワイイ」と人気だという。

「インパクトがあるのでSNS映えや、サプライズプレゼントとしても人気があるようです」

   (2023年3月10日18時追記)記事公開後、PPIH広報の回答内容に関係者から指摘がありました。PPIHへの再取材を通じてわかった内容は下記の記事にまとめています。訂正させていただくとともに、読者・関係者にお詫び申し上げます。

   PPIH、J-CASTニュースの取材に虚偽回答 担当者には厳重指導「広報全体の教訓として再発防止に努める」
https://www.j-cast.com/2023/03/10457606.html

姉妹サイト