「顔と名前が一致しない」自虐も...結成18年目・AKB48が見せた覚悟 レーベル移籍で再起なるか

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「劇場盤」「全国握手会」の仕組みもキングレコードが考案

   コロナ禍の直前まで行われていたAKB48の握手会は、「全国握手会」と「個別握手会」の2種類に大別される。「全国握手会」は店頭などで売られているCD「初回限定盤」についている参加券を持って会場に出向き、会場で誰と握手するか(どのレーンに並ぶか)を決める。これに対して「個別握手会」は、事前に握手するメンバーと時間帯が指定された参加券つきの「劇場盤」と呼ばれるCDを「キャラアニ」と呼ばれる専用サイトで申し込む仕組みだ。この仕組みを作ったのもキングレコードだ。

   「涙は句読点」によると、湯浅氏は握手会が始まった経緯を

「ハロプロヲタだった頃のアイドルとの握手は、 全部鮮明に覚えていました。たとえ時間が短くても、ファンの方にとって一生の思い出になる。それをどうしても全国でやりたくて、全国握手会を始めました。本拠地の秋葉原でも、と思ってできたのが劇場盤でした」

と明かしている。

   劇場盤は、最初は本拠地の東京・秋葉原のAKB48劇場で販売し、劇場内で握手してもらう仕組みだった。ただ、敷地外の列が長くなりすぎて警察から繰り返し注意を受け、より広いホールなどで行うようになった経緯がある。

   AKB48の楽曲に姉妹グループメンバーが参加するようになったのも、この「大声ダイヤモンド」から。コロナ禍が始まった直後に発売された「失恋、ありがとう」(20年3月発売)まで続いた。SKE48の松井珠理奈さん(25=21年卒業)やHKT48の指原莉乃さん(30=19年卒業)、NMB48の山本彩さん(29=18年卒業)らに代表される姉妹グループの人気を取り込んだことに加えて、姉妹グループメンバーがAKB48楽曲の握手会に参加することで、姉妹グループのファンがAKB48楽曲を買い支える効果もあった。結果として、シングル楽曲としては「桜の木になろう」(11年2月発売)から「失恋、ありがとう」まで連続してミリオンセラーを記録した。

   湯浅氏は姉妹をグループ含めたAKB48グループの代名詞のひとつでもあった「選抜総選挙」(09年~18年)で「選挙管理委員長」も務め、ファンの間では有名な運営スタッフのひとりでもあった。

   今回の移籍で湯浅氏はAKB48の業務から離れることになり、2月28日に行われた武藤十夢さん(28)の卒業コンサート観覧後に

「とむちゃんとほぼ同時に僕も卒業できることはとても誇りです」

とツイートしている。

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