英公共放送BBCで2023年3月7日、ジャニーズ事務所を創業したジャニー喜多川氏(故人)のドキュメンタリーを放送する。
ジャニー氏の功罪の「罪」の部分に焦点を当てたという。
「見て見ぬふりをすることの残酷な結末」
放送は、2月27日までに公式サイトで発表された。BBC TWOで21時(現地時間)から放送し、BBCワールドでも放送を予定する。約1時間の番組で、ジャーナリストのモビーン・アザール氏がレポーターを務める。
番組タイトルは「プレデター:Jポップの秘密のスキャンダル」。「日本は50年以上にわたり、ジャニー喜多川氏の暗い秘密を守ってきた」と指摘し、日本のメディアは喜多川氏の2019年の死去後も「ほとんど沈黙を貫いた」と問題視する。
「アザール氏がJポップアイドルの息苦しい現実、ジャニー喜多川氏がメディアに与えた影響を探り、見て見ぬふりをすることの残酷な結末をあぶりだす」と予告した。
BBCニュースはジャニー氏の死去当時、これまでの功績とともに「ジャニーズ事務所は業界であまりに圧倒的な存在だったため、ジャニー氏を批判することはほとんど不可能だった。強大なジャニーズ事務所を脅かそうと挑む人は、日本の主要メディアには皆無だった」と海外から見た違和感を報じていた。
関連性は不明だが、元週刊文春記者の中村竜太郎氏が、ジャニー氏の問題についてBBCからインタビューを受けたと、22年12月末に文春オンラインで公表していた。
放送の注目度は高く、SNSでは英語や日本語で数多くシェアされている。