「何かしらで制裁したい」
同様のコンセプトを持つ2商品だが、代表の目には「パクリ」と映ったようだ。一連の告発は広く拡散し、「どうしてこんな企画が通ってしまうのだろうか?」などと非難が集中した。
ネットメディア「ガジェット通信」は「ダイソーがどのような対応をとるのか不明だが、Twitter上で拡散し続けているため、注目度が高まっている状態だ」とダイソーの見解なしに伝え、騒動はさらに過熱した。
記事によれば、代表は「ダイソーってほんとパクリ商品多い」と模倣行為の常習性に言及し、「何かしらで制裁したいと思ってる」とも投稿していた。
しかし、2016年に「ペーパーカクタス」という商品名のカプセル玩具が発売されていたことがわかると、告発に懐疑的な見方が寄せられ始めた。こちらもサボテン型のペーパークラフトだ。「カクタス」(cactus)は日本語でサボテンを意味する。そのほか、「paper cactus」で調べると、海外製のペーパークラフトが多数見つかった。
代表のツイッターは、その後「非公開アカウント」(鍵アカ)となっている。
J-CASTニュースは1月20日、ダイソーを運営する大創産業に取材をすると、2月20日に「当社では、商品製造段階で権利侵害等の確認を行いながら商品化を行っております。当該商品に関しても権利を侵害するものではないと確認しております」と答え、疑惑を否定した。
代表の会社にも取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。