アニメ『うる星やつら』の制作会社・デイヴィッドプロダクション(東京都小平市)は2023年2月27日、同作の第17話で背景の一部に既存のデザインを無断で転用する事態が発生したとして、公式サイトで謝罪した。原因について「弊社の制作管理不徹底によるもの」だと説明している。
「制作管理行程を見直しチェック体制を強化徹底」
2022年10月から放送しているTVアニメ『うる星やつら』は、小学館創業100年を記念して、漫画家・高橋留美子氏の人気漫画『うる星やつら』の完全新作としてフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送されている。
デイヴィッドプロダクションは23年2月27日、「弊社でアニメーション制作を致しております『うる星やつら』第17話において、背景の一部に無断で既存のデザインを転用する事態が発生いたしました」と公式サイトで発表した。
制作管理の不徹底が原因だとする同社は、「デザイン所有者及び関係各位、視聴者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけし心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、該当箇所については、デザインを修正し、同作品の配信・放送・パッケージなどで利用する際に順次差し替えるとした。
「制作管理行程を見直しチェック体制を強化徹底することで再発防止に万全を期し、本作品を安心して楽しんでいただけるよう政策に取りくんでまいります」と今後の方針を示している。
アニメ『うる星やつら』公式サイトでも、同様の報告をした上で「今後はこのような事態が起こらないよう、細心の注意を払い制作してまいります」とする謝罪のコメントが掲載されている。