共産党「除名騒動」で強まる逆風 当人も「想定外」だったスピード処分と批判の過熱

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「私が応援演説でもすれば支持者が広がるんじゃないかな」とは思うけど...

   松竹氏はこの点について改めて言及したが、「現実味がない」ため「無力感みたいなものを抱えている」とした。

「(除名処分を見直した上で)私と志位さんが握手する場面ぐらい作れないかなあ、なんてことはちょっと考えますけれども、現実味がないことだなって...そういう点では、ちょっと無力感みたいなものを抱えている、ということですね」

   自らの統一地方選への向き合い方についても苦慮している。当選してほしい共産党の知人や友人がおり、「できれば応援しに行きたいな、という気持ちはある」。その上で、

「こんな世論状況だからこそ、私が応援演説でもすれば支持者が広がるんじゃないかな、というぐらいのことは思う」

とも話したが、これは現実的ではなく、苦悩を深めていた。

「それは共産党にとっては許されないことなので、これもなすすべがない...ということで苦しんでいるというのが率直なところ」

   松竹氏は24年1月に行われる見通しの党大会で、除名処分について規約に基づく再審査を求めることにしている。今回の記者会見では、処分が覆る可能性は「現在では微々たるもの」だが、「そのわずかな可能性を切り開くため、全力をあげたい」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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