2023年2月26日に行われたサッカーJ1リーグ第2節・柏レイソル対FC東京戦の終了直後、FC東京のサポーターらが「クソレフリー」とコールする場面があり、物議を醸している。
FC東京は退場者も
FC東京は試合開始直後の前半1分、DF木本恭生選手が柏MF仙頭啓矢選手へのタックルでイエローカードを出された。DF中村帆高選手が後半37分に2枚目のイエローカードで退場するなど、試合終了までにFC東京側には計6枚のイエローカードが出された。柏の選手には1枚もカードが出されなかった。
試合は1-1の引き分けだったが、試合終了後、審判に不満を持ったとみられるFC東京サポーター側から「クソレフリー」コールが響き渡った。DAZNの試合中継でも音声が拾われていたほか、DAZNがYouTubeに公開した試合のハイライト映像でも聞き取れる。
19日のJ1開幕節・サンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌戦では得点に関わる誤審騒動があった。報道によると、22日には日本サッカー協会(JFA)の扇谷健司審判委員長がメディアブリーフィングを開き、誤審を謝罪。一報、審判員はベストを尽くしているとして「彼らに対する誹謗中傷は避けていただきたいと思っている」と訴えていた。
「Jリーグ全体で誹謗中傷はやめようと言っているのに......」
こうした訴えがあって間もない試合で、サポーターらが怒りのコールをしたことについて、SNSでは批判の声が上がっている。
「誤審に対する行きすぎた誹謗中傷はおやめください!って呼びかけた週の週末に別の主審のフルネームとクソレフリーがトレンドに並ぶの草」 「FC東京サポの『クソレフェリー』コールはひどかった。検証した結果の批評ならともかく、不利な判定をされたという曖昧な現場の感覚で『クソ』というのは、ただの誹謗中傷でしかない」 「Jリーグ全体で誹謗中傷はやめようと言っているのに感情にまかせてクソレフリーはやめとけ。そこはJリーグクラブのサポーターは理解しとかなきゃ。そのうちクラブが処分喰らうとか嫌な事になるかも」 「白熱したいい試合だったと思いますが、FC東京さんちょっとファール多すぎかと思いました。最後にクソレフリーって声があちらから聞こえたような気がしてすごく残念でした聞き間違いだといいのですが」
一方で「審判のファール基準読めなかった」「審判の笛やカードの傾向つかめず選手のイライラがこっちまで伝わってきました」など、各判定自体にはわだかまりが残った旨の声もある。