シーリングワックス体験が好評
便箋喫茶が注目を集めたきっかけは、ツイッターでの広告だった。
「"手紙を書く文化を残したい"という想いからつくられた『便箋喫茶』便箋、封筒、文房具、シール、マスキングテープが全て無料でご利用いただけて、シーリングワックスの体験もできます!お飲み物やお食事にも力を入れています」
店員の谷川さん(23)が1月28日に投稿し、プロモーション機能で露出を増やした。ツイートは16日18時までに1万7000件を超えるリツイート、7万件を超える「いいね」が寄せられる大きな反響を呼んだ。
投稿を手掛けた谷川さんは、「想定外のあまりにも大きな反響に驚いています。シーリングワックス(封蝋)に注目された方が多かったように思います」と振り返る。
食事やお菓子を飲み物とセット注文した客に、無料で「シーリングワックス体験」を提供している。ろうそくで溶かしたワックスを封筒の上に垂らし、固まる前にスタンプを押すことで、封を留めることができる。店には様々なワックスやスタンプが用意されている。
谷川さんが実演で用いたスタンプは店のロゴをかたどったものだ。このロゴは、立ち上げメンバーの娘がデザインしたもので、手紙を表す手話をモチーフとしている。「便箋喫茶」という店名も彼女が考案したそうだ。