ダルビッシュ有、山本由伸、佐々木朗希、そして... WBC「先発4枠目」の適任は誰?

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   2023年3月に開催されるWBCに向け、宮﨑で強化合宿を行っている侍ジャパン。メジャー組で唯一初日から合宿に参加しているダルビッシュ有(パドレス)が、他の投手陣に助言を送り、野手陣も互いに技術談義を行うなど結束力が高まっている。米国のスプリングキャンプで調整している大谷翔平(エンゼルス)、吉田正尚(レッドソックス)、鈴木誠也(カブス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)が今後合流することで、どのような化学反応が起こるか楽しみだ。

  • ダルビッシュ有(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    ダルビッシュ有(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • ダルビッシュ有(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「大谷を救援で起用するなら...」

   WBCの日程を見ると、1次ラウンドが3月9日から4連戦。中国、韓国、チェコ、豪州という対戦順だ。順当に勝ち上がれば16日に準々決勝、21日に準決勝、22日に決勝戦。先発は4投手が必要になる。スポーツ紙記者は、こう分析する。

「ダルビッシュ、山本由伸(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)の3人は確定でしょう。後は大谷翔平を先発の枠に入れるか。準々決勝以降に登板機会があるなら、1次ラウンドの4試合で試運転させたい気持ちは首脳陣にあるでしょう。先発でなくリリーバーで起用の可能性がある。大谷を救援で起用するなら、先発の4枠目は今永昇太(DeNA)の可能性が高い」

   貴重な左腕である今永は侍ジャパンを務めるのに、ふさわしい投手だ。昨年は6月7日の北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成するなど、チーム最多タイの11勝をマーク。143回2/3を投げ、防御率2.26は自己最高の数字だった。直球、スライダー、チェンジアップ、カーブと全ての球種の精度が高い。WBC公式球の扱いに苦戦する投手が多いが、今永は本大会までにきっちり対応するだろう。「投げる哲学者」が国際舞台で輝く姿が楽しみだ。(中町顕吾)

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