人気YouTube企画「ゲームさんぽ」とライブドアニュースをめぐる騒動で、ライブドア社は2023年2月20日、今後も同社が管理するチャンネルで「ゲームさんぽ」の動画制作を続けていくと発表した。
企画をめぐっては、番組に出演していた人気社員2人の退職が発表されている。今後は、以前から制作に携わっている社員と後任の社員がゲームさんぽを担当するという。
「ゲームさんぽ」改称が騒動に
「ゲームさんぽ」は、各分野の専門家が様々なゲームを専門的な視点から解説するゲーム企画。もともと、ライブドア社が管理するYouTubeチャンネル「ゲームさんぽ/ライブドアニュース」で展開していたが、14日にチャンネル名から「ゲームさんぽ」が消え、騒動となった。
翌15日には、「ゲームさんぽ」に出演していた担当社員のいいださん、マスダさんがそれぞれ2月末にライブドアを退職すると発表。チャンネル名の改称に続く動きに、ファンの間では動揺が広がった。
いいださんは、「ゲームさんぽ」をライブドアニュースのYouTubeチャンネルでシリーズ化し、仕掛け人と呼ばれることもあった。マスダさんは、歴史・ミリタリー系の企画を主に担当していた。
いいださんは同日のツイッターで経緯を説明。「ゲームさんぽは今後も公開されます。ひとまず5月くらいまではこのチャンネルでいいだ&マスダの制作ストックが順次公開されていきます」とし、「ゲームさんぽの企画は個人的にいずれかの形で継続していきたいと思ってます」と伝えている。
一連の動きがSNSで物議を醸したことを受け、ライブドアおよび同社の親会社であるミンカブ・ジ・インフォノイドは15日、今後のYouTubeチャンネルの運用・方向性について説明する文書を発表した。
「今後はこれまでの取り組みに加え、さらに多岐にわたるジャンルの動画を制作し、多くのユーザーの方々に楽しんでいただけるようにしてまいります」
今後のコンテンツ拡充を視野に入れ、YouTubeチャンネル名を「ライブドアニュース」に変更したとし、過去に公開した「ゲームさんぽ」動画が削除されることはないとした。