手足3本失った僕が思う「障害者の就活の難しさ」 情報隠さずオープンに...当事者が企業に望むこと

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障害のある人がどういう働き方をしているか、情報がなかった就活

   以前この連載でも話しましたが、僕自身が手足を3本失った後に就職活動して、最初に入った会社は障害者雇用枠での採用でした。入社前、実際に会社で障害のある人がどういう働き方をしているかという情報は得られませんでした。障害のある自分が入社して、どういうキャリアを歩んでいけるのか、分からない状態で入社しました。

   働き始めると、同期とは違うレールに乗っていて疎外感がありました。成長が期待されていないのかなと違和感を抱き、転職を決めました。

   転職して入った今の会社では、すごく働きやすい環境を提供してもらっています。会社に感謝しているし、働きがいも湧きます。そんな経験もあるから、入社前、応募するかどうかを決める入口の段階で、「どんな障害者がどんな働き方をしているか」を知ることはとても大事だと思っています。

   一口に障害と言っても、身体、精神、知的などいろんな障害があります。手足がないとか、言葉で上手くコミュニケーションが取れないとか、それぞれの障害当事者に合った働き方ができるよう選択肢を広げていくのも、企業に求められることだと思います。

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