ソフトバンク、オリックスの2強に食い込めるか
昨年は25試合登板で9勝12敗、防御率3.31。リーグワーストの黒星で貯金を作れなかった現実に、田中本人が一番責任を感じていただろう。
チームは3,4月に月間16勝6敗と大きく勝ち越して首位を快走していたが、5月以降は下降線をたどり、Bクラスの4位とCS進出すら叶わず。田中も5月17日のロッテ戦(ZOZOマリン)から自己ワーストの6連敗を喫し、負のスパイラルを変えられなかった。
今年は春季キャンプで投球フォームの改造に取り組むなど、並々ならぬ決意で臨んでいる。今年のパリーグはリーグ3連覇を狙うオリックス、大型補強を敢行したソフトバンクの「2強」という見方が強いが、楽天も投打でタレントを擁している。田中の右腕に掛かる期待は大きい。(中町顕吾)