2021年に引退した元オリックス・バファローズ外野手、西浦颯大氏(23)が2023年2月10日、ツイッターに投稿した内容が賛否両論を呼んでいる。西浦氏は巨人選手の練習風景を伝えたスポーツ紙の投稿に反応し、「意味のない練習にしか見えない」と苦言を呈していた。
「やらされる練習が一番意味ない 自分で考えてやらないと」
西浦氏は2017年のドラフト会議でオリックスから6位指名を受けて入団した元プロ野球選手だ。将来を期待された外野手だったが、2020年に国指定の難病である両側特発性大腿骨頭壊死症の診断を受け、2021年に現役を引退した。現在はSNSで発信を続けているほか、大阪市でバーを営んでいる。
西浦氏が苦言を呈したのは、スポーツ報知が8日に公開した岸田行倫捕手(26)のバッティング練習動画だ。ひたすらトスバッティングする姿に「岸田行倫選手は2000スイングを超えました」との文言が添えられている。
西浦氏は、岸田選手の練習風景について一般ユーザーが「プロがこれでいいんかい」とした投稿を引用し練習方法に苦言を呈した。
「意味のない練習にしか見えない 量より質 100回適当に振るくらいなら10回本気で振った方がよっぽど自分の為になる やらされる練習が一番意味ない 自分で考えてやらないと。上からすみません」
西浦氏の主張には賛同するコメントが寄せられた。
「ほんまそれ 闇雲に振っても自分のためにならん」
「俺も意味ないと思います ただ自己満足の為に雰囲気だけで時間消費しているようにしか見えない」
一方で、一部ユーザーからは批判の声が上がっている。
「それは西浦さんがコーチになったとき、自分のチームの選手たちに言えばいいだけのことですよ」
「2000スイングしているうちのたった7秒を映した動画から何が分かる? 宮崎・那覇に行って大久保氏に何すか、この無駄な練習は?って言って来た方がエエよ」
「僕じゃなかったら訴えられるかも知れないような事」
西浦氏は多くの批判に返信している。贔屓の選手に対する批判が嫌だったとするコメントには「嫌な思いさせてごめんなさい。でも岸田さんに向けて言ったわけじゃないんです。僕の独り言です」と真意を説明した。
批判にさらされた西浦さんを案ずるコメントには、「言葉選びは大事です! が、巨人ファンの一部の人たちの人間性が酷いと思いました!」としている。
「外部が言うべきことではない。今があるかないかなんてシーズン終わってから分かること」とする批判に対しては、以下のように返信した。
「確かに僕がいうことではないと思いますが 僕が経験したことを喋ってるだけです。その練習が自分に合ってるか合ってないかは自分しかわからないですから、、、」
別のユーザーによる「だからなんだよ、記憶に残ってるだけで結果出てないし現役に言う筋合いねーよ。そんだけ影響力あんなら別のことに使えよ。結果出てない奴があーだこーだ言ったって信じるわけねーしプロ野球の常識も変わんないわ」などとする批判には、相手の言葉を皮肉って返答していた。
「とプロになった事ない人が言っております(笑)プロ野球の常識をわかって言ってるんですか笑 元現役でもない人に言われる筋合いねえよ」
西浦氏の難病を揶揄する声もあり、それを批判する投稿もあった。西浦氏は「僕の書き方もわるいです。僕はこういうのを気にしないのですが、僕じゃなかったら訴えられるかも知れないような事なのでこれから気をつけてほしいですね」と返している。
意味のない練習にしか見えない
— 西浦颯大/HAYATO NISHIURA (@nishiura_hayato) February 10, 2023
量より質
100回適当に振るくらいなら10回本気で振った方がよっぽど自分の為になる
やらされる練習が一番意味ない
自分で考えてやらないと。
上からすみません https://t.co/fSHir1bOK9