「客の態度にショックを受けた」ツイート拡散後に謝罪の電話が
もうひとつ、利用客の行動や態度がきっかけでルール作りをしたところ、よい方向に向かった例もあります。
子育て中の親にとって、小さな子どもを連れての外食は特に気を遣うもの。そのため親子で入店できる飲食店は貴重な存在ですが、岡山のとあるカフェがTwitterで行った宣言が注目を集めました。カフェが行った宣言の内容は「当面の間、未就学児を連れたお客さんの入店をお断り」するというもの。原因は、店内にある障子を破かれることが多くなったうえ、子どもが破いてしまったことについて保護者からの報告がないこともあったためでした。
カフェは「すべての幼児連れのお客様がこのような方たちではないと承知している」としつつも「保護者の態度にショックを受けている」と投稿。苦渋の決断だとツイートしています。
このツイートへの反響は大きく、子育て家庭のユーザーからも納得する声があがりました。投稿はTwitterで拡散されたうえ、テレビでも放送されるほどに。しばらくするとカフェには保護者から「お詫びをしに伺いたい」という電話があったそうです。
店内の障子を派手に破かれ未就学児を連れたお客さんの入店をお断りする事になってしまった岡山のカフェに続報「保護者を名乗る方からお電話をいただきました」 - Togetter
カフェとしては「お申し出いただいた気持ちだけで十分です」と伝えたとのことでした。
なお、ネットメディア「ねとらぼ」の当時の報道によれば、店はほどなくして子連れ客もOKとしたそうですが、事前に約束事項を確認してもらったうえでの入店をお願いしている、としていました。
子連れの利用客との間で起きた例を挙げましたが、どのような場合でもお店に迷惑をかけてしまった場合、ひとこと声をかけてお詫びするだけでも、お互いの気持ちは変わってくるものではないでしょうか。