東急電鉄は2023年2月10日、人身事故の情報を誤配信したとして、公式サイトで謝罪した。「本事象を重く受け止め、再発防止に努めてまいります」としている。
同社は2月9日深夜、東急新横浜線が人身事故の影響で一部列車に行き先変更が発生していると発表するも、同路線は未開業の路線だったため、SNSでは「試運転で人身事故?」といった動揺の声が広がっていた。
「人身事故の情報は誤配信でございます」
事の発端は、東急線の運行情報を知らせる東急電鉄公式ツイッターなどによる9日深夜の発信だ。公式ツイッターは「東急新横浜線は、5時43分頃、人身事故のため、一部列車に行き先変更が発生しています。振替輸送を実施しています」などと伝えていた。この投稿は10日12時までに削除されている。
この内容に対し、SNSでは「え!? 未開業路線だよな」「試運転で人身事故?」といった動揺が広がった。日吉駅から新横浜駅を結ぶ東急新横浜線は、23年3月18日に開業予定であるためだ。
東急電鉄は2月10日、公式サイトで「本ホームページ、東急線アプリ、東急線運行情報【公式】ツイッターにて配信しました、人身事故の情報は誤配信でございます」とし、謝罪した。「本事象を重く受け止め、再発防止に努めてまいります」と述べ、誤配信を削除したとしている。