注目の「不健全図書」改称陳情、結果はNO 発起人は「不可解」と不満も...「はじめの一歩」森川ジョージが感じた希望

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発起人「前向きであるならば賛成いただきたかった」

   陳情の発起人である栗下氏は取材に対し、「多くの党が解消は進めるべきだと考えていることが分かったので、これは次の動きにつながるものだと思います」と期待する。一方で「前向きであるならば賛成いただきたかった。採決の結果は不可解だった」と、結果に疑問を呈した。

   マンガ家の星崎レオさんは、各会派に直接足を運び、自著が不健全図書に指定された当事者として、その影響を説明して回った。取材に対し、活動を通して誹謗中傷を受けることもあったが、今回の陳情には大きな意義があったと振り返った。

結果は不採択とのことでしたが、どの会派の皆さんも名称変更については前向きであるとの発言をされていましたので、今後に向けて他の漫画家とも協力しながら活動を続けて参りたいと思っております」

   森川ジョージさんは取材に対し、「政治家さん達はそれほど遠い存在ではないので積極的に疑問を届けることは大事なことだと実感しました」と振り返る。

「結果は不採択でしたが、自分は陳情に行き議員さんの顔も覚えています。その人達が意見を受け止めてくれて真摯に議論している姿に感動しました。 長く続けられている制度ですから、そう簡単に変わるものではないと思っていましたが会議を観て可能性があることもわかりました。都議会の皆様ありがとうございました」

   陳情に賛同し署名を寄せた人々に対しても感謝しているという。今後については、次のように述べた。

「尊敬するちばてつや先生は『自分を育ててくれた業界に恩返しがしたい、後から来る若者がつまずかないよう道路整備をしたい』とおっしゃっていました。僕はその意見に賛同する者です。今後も世間と時代を見ながら必要なことは発言していくつもりです」

    (J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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