「あとは新外国人選手がどれだけ機能するか」
「色々なポジションを守るのは負担が大きく、どうしても打撃に影響が出やすい。不安が精神的な疲労となり蓄積され、打席で集中力が妨げられるケースがよくある。ひとつのポジションを守っていてもプレッシャーは感じるが、複数のポジションを守るよりは精神的疲労は軽減する。打つ方に集中しやすい環境になる」
プロ3年目の佐藤に関しては「かなり成長しているように思います。無茶なバッティングというのがなくなってきた。ある程度、自分が想定した球種なりコースに対して仕掛けていくようになったと感じます」と分析し、「あとは新外国人選手がどれだけ機能するか。攻撃面を考えれば外国人選手が大きなウエイトを占めていると思います」と語った。
今季は新たにシェルドン・ノイジー外野手(28)とヨハン・ミエセス外野手(27)が加入し、それぞれ春季キャンプに参加している。スポーツ紙などの報道によると、岡田監督はノイジーを「3番レフト」として起用する構想だという。
前任の矢野燿大監督(54)は4年連続でAクラス(3位・2位・2位・3位)を死守した。今季18年ぶりの優勝はなるのか。橋上氏は「これからケガ人などが出てこなければ他の球団と比べ先発、中継ぎにかなりアドバンテージがある。投手力を含めて総合的にみるとセ・リーグの中では上位の戦力が整っている」とし、「最低でもAクラスには入ってくると思います」と予想した。