元男性で性別適合手術により女性になった「元祖・元男の子YouTuber」青木歌音さんが2023年2月6日、YouTubeチャンネルに公開した動画で、女性になって10年という節目に過去の自分を振り返った。
「これさ、だいぶ変わってない?」
青木さんは「【整形無し】女になって祝10年!女性ホルモンで少年はどれだけ変わったのか見てみよう!」というタイトルで動画を投稿。「女になりたての状態から今、果たしてどうなっているのか」として、20歳から現在までの変化を披露していった。「10年前の私も女の姿で生きてるけど、でも正直女装なんですよ。女装レベルなので、街中を歩けば『あの人女装じゃない...?』みたいな、後ろ指さされるような、そういう感じでしたので、よかったら反面教師にして見てください」と視聴者に呼び掛けていた。
まず今から10年前に撮影したものだというカラーコンタクトをつけた写真を披露。続く2013年の「ほぼすっぴん」写真では「これさ、だいぶ変わってない?」「とりあえず自分は女になったんだ、みたいな。日常生活を女として生きる感覚を1年間味わうと、だいぶ変わるでしょ」と語った。
次に「飲み屋で働き始めた」頃の写真を見ると「これめっちゃ可愛くない? 今にだいぶ近くない?」と自画自賛。「飲み屋時代は周りのレベルが高いので必然的に化粧とか髪型が良くなる」とテロップで説明した。この頃が「人生で1番モテていた」という。
次の写真を見ると苦笑い。「チートが解けた状態です。飲み屋を辞めて、自己流に復帰した状態なんですよ」と説明した。バラエティ番組に呼ばれて出演後、スカウトを受け、スカパーで1年半ほどアナウンサーを務めていたという時代の写真では「これヤバくない? 一気にレベル上がった」と変化にしみじみ。その後、アナウンサーを辞めてYouTubeをはじめた2017年から2019年の写真を公開した。
「ニセ本田翼時代」
2020年の「ニセ本田翼時代」と称する頃の姿を映すと、青木さんは「めちゃくちゃ意識してましたからね、本田翼さん。当時はコメント欄に『本田翼さん』って書かれるのがめちゃめちゃ美味しいと思ってましたからね。これで数字を稼いでやろうみたいな、そういう下衆の極みの考えをしてました」と明かした。
続く2021年の写真は「一気に雰囲気変わったじゃないですか」と紹介。コメント欄や街中で「本田翼さんに似てる」と言われることが続き、徐々に「あれ? 私って何者なんだろう...」と自問自答するようになったことから「全てを取り払う気持ちで本田翼さんヘアーを全部とっぱらって、これが青木歌音だ!」とガラリと雰囲気を変えたのだという。
それでも、2022年にバンドプロジェクト・YOAKEの楽曲「ねぇ」のMVに出た頃、再び本田さんのような雰囲気が戻ってきたとした。YouTubeに公開されたMV動画には本田さんに関するコメントが多く寄せられていたという。
青木さんは最後に「本田翼さんヘアーをしてる時のほうが、人に結構見られた。本田翼さんの金魚のフンしてるから当たり前なんだけど」としながら「今どっちかっていうと落ち着いちゃった感は出てるんですけど、自分の中ではナチュラルな青木歌音になれたのかなって思ってて。私は今の自分の感じが嫌いじゃないです。好きです」とし、10年後の自分も楽しみだと語った。
一連の変化に対し、コメント欄には「整形なしでこんなに変われるのは努力してきたんだろうなって本当に思います」「色々とあって変わっていったんですね」など、称賛の声が続出している。