東京・千葉・埼玉・神奈川で展開する回転寿司チェーン「すし銚子丸」を運営する銚子丸(千葉市)が2023年2月6日、横浜都筑店の座席に設置された共用のガリの箱の中に電子タバコの吸い殻が見つかったとして、警察に相談し捜査を進めていることを発表した。
「お客様をご案内するたびに従業員がお席にお持ちし、お帰りの際に回収」
回転寿司など外食チェーン店をめぐっては1月以降、迷惑行為が相次いで発覚している。スシローでは男性が備え付けの醤油ボトルや湯呑みを舐め回して元に戻したり、唾をつけた指でレーン上の寿司に触れたりする行為を撮影した動画がネット上で拡散。運営会社は被害届を提出し、法的措置も検討していると発表した。「はま寿司」や「くら寿司」、大手カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」などでも類似の悪質イタズラ動画が撮影・投稿され、問題視されている。
すし銚子丸の「共用の食品・食器の取扱い変更のお知らせ」によると、「2月4日(土)14時頃。すし銚子丸横浜都筑店において、共用のガリの箱の中に電子タバコの吸い殻が混入していることが判明しました」と同チェーンでも悪質なイタズラ行為が発覚したという。「ご心配、 ご迷惑をおかけいたしました事について深くお詫び申し上げます」とし、「この件については都筑警察署に相談し、捜査していただいています」と明かしている。
あわせて「従来カウンターやテーブルに設置していた醤油、粉茶、わさび(小袋)などの共用の食品と、湯飲み、小皿などの食器について、お客様をご案内するたびに従業員がお席にお持ちし、お帰りの際に回収することにいたします」と具体的な対策を案内した。「ご提供する食品・食器は安全確認を徹底いたします」としている。
こうした対応によって「混雑時にお客様をお席にご案内するまでに、今まで以上に時間がかかることが見込まれます」としつつ、「食の安全を確保するために細心の注意を払い、安心してお食事を楽しんでいただけますように、従業員一同誠心誠意取り組んで参りますので、何卒ご理解とご協力を賜ります様お願い申し上げます」と呼びかけた。