寿司ペロ騒動に「一定の損失補償させるべき」 尾木直樹氏、「ゲンコツで許してやれ」主張に異論

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   「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹さん(76)が2023年2月5日、昨今相次いでいる回転寿司店での不衛生行為についてブログで持論を展開した。

   これらの迷惑行為については、ネット上で「バカッター」とも呼ばれている。

  • 尾木直樹さん(似顔絵)
    尾木直樹さん(似顔絵)
  • TikTok投稿動画から
    TikTok投稿動画から
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「一定の損失補填はさせるべきだと思います」

   尾木さんは「『バカッター』への対応は厳しく!!」と題した5日のブログで、「回転寿司店での悪ふざけ動画が炎上」と一連の騒動に言及した。

   ブログでは、そうした迷惑行為をした当人への対応をめぐって、

「・3発ぐらい叩いて、許してやれ とか ・謝罪を受け入れず刑事・民事共に厳格に対応せよ などと対立している」

と指摘。そのうえで、「尾木ママは株価下落損失相当の100億以上の損害賠償は無謀としても 一定の損失補填はさせるべきだと思います」と、一定の制裁を科すべきとの考えを示した。

   翌6日も尾木さんはブログで騒動に言及。「バカッターの迷惑系動画への苛立ちからか 最近 体罰願望が強くなり、少年法による保護に対する疑念も湧いているようにも思えます」と、世論の一部に体罰容認の空気があるとしつつ、「体罰は痛みを感じるだけで,合理的理解が為されない為に『繰り返す』特性がありますよ」と、体罰には何ら効果はないとして反対している。

元フジテレビアナの主張にも注目

   1月、「はま寿司」については若い男性がレーンを流れる寿司にワサビを勝手に乗せる動画などの客が注文した商品を勝手に箸で取って食べる動画がSNSで相次ぎ話題に。また、「くら寿司」に関しては4年前のものと思われる、客が商品をレーンに戻す様子を映した動画が拡散した。

   さらに、「スシロー」では男性客が醤油ボトルや湯呑みを舐めまわして元の場所に戻したり、唾をつけた指をレーン上の寿司にこすり付けたりするストーリー動画が話題になり、同月30日には運営会社が「刑事民事の両面から厳正に対処してまいります」と対応を発表。また、同社の株式については騒動のあおりを受けて時価総額が一時168億円下落したとの報道がなされている。

   そのほか騒動をめぐっては、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が2月1日、「もー ゲンコツ3発と皿磨き1週間くらいで許してあげなよー めんどくさい世の中だなー 相手、子供だろ」などとツイートしたことが賛否を呼んだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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