バットを振りまくるキャンプに
ソフトバンクの戦力構想から外れて今年から加入した39歳の松田も、復活に向けてモチベーションが高い。昨年は43試合出場で打率.204、0本塁打、7打点。プロ17年目で初のノーアーチに終わり、力の衰えを指摘する声もあるが、新天地でもう一花咲かせたい。
広島から無償トレードで5年ぶりに巨人に復帰した38歳の長野は、ファンから絶大な人気を誇る。広島での在籍4年間は規定打席に到達したシーズンがなく、昨年も3度のファーム降格を経験した。まだまだレギュラーとしてやれる気持ちは強いだろう。外野は丸佳浩、ウォーカー、新外国人のブリンソン、増田陸、新加入のオコエ瑠偉らレギュラー争いが熾烈だが、長野も存在感を発揮すればチームに大きなプラスアルファをもたらす。
巨人のベテラントリオが、このキャンプはバットを振りまくる。(中町顕吾)