共産・志位委員長は「自分の口で言えばいいと思う」 「党首公選」への反応めぐりベテラン党員が抱いた違和感

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共産党は「やる気になれば何でもできる」と思っているところがある

―― 記者会見後、共産党側から何らかのコンタクトはありましたか。「藤田論説」が載っただけですか。

松竹: 今のところはありませんが(編注:インタビューは1月27日に収録された)、何かあるかもしれないという感じはしています。

―― 今回の件をきっかけに、何らかの処分、最悪の場合、除名や除籍されるリスクは感じていますか。先ほど話題になった故・萩原遼氏は05年に除籍されましたが、党首公選制ではなく、北朝鮮問題をめぐる発言が原因でした。

松竹: まあ、(処分の見通しは)分からないと言えば分からないのですが...。党の規約違反の中で最悪のものは「分派」だとされています。ところが藤田論説では、私に対して規約違反だとは言っていますが、分派活動だとは一言も言っていません。記者会見の運営も党員以外にお願いしたり、そこは本当に気を遣っています。藤田論説には「松竹氏は『党規約に反することのないよう、慎重にやっています』などと言っていますが、それは党規約をまったく理解していないものと言わなければなりません」とありますが、一般的な規約違反に言及しているに過ぎません。そこまで引用するのであれば分派について(の記者会見の発言)も引用しろよ、と思いますね。これは共産党の一番悪いところなのですが、「やる気になれば何でもできる」と思っているところがあるので、まだまだ分かりませんね。

―― ツイッター上では、共産党支持者とみられる人から、「WiLLやHanada、週刊新潮で共産党批判を展開するのでは」といった指摘も出ています。

松竹: それは全然ありません。私の基本的な目標は、24年1月の党大会で「党首公選をやる」ことを代議員の多数で議決することにあります。そのためには、代議員には私の訴えに共感してもらわないといけません。この点からすると、どのメディアにどのように出るかは、いろいろ選んでいきたいと思っています。

―― 記者会見では、党首選について「立候補には1000人程度の党員による推薦が必要」といった制度設計を披露していました。「アンチ共産党」になったら、党首公選も実現しませんし、立候補もできませんね。

松竹: 全くその通りですね。そんなことになったら、党首公選なんて共産党の中では話題にもならなくなって、「否定すべきもの」みたいになってしまいます。
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