侍ジャパンの「ジョーカー」は巨人・岡本か 「強みは打撃だけではない」期待される意外な役割

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   巨人の新主将に就任した岡本和真にとって、2023年は特別な年になりそうだ。

   チームでは3年ぶりのV奪回に向け、先頭になって活躍することが求められる。また、3月に開催されるWBCで侍ジャパンのメンバーにも選出された。控えに回る可能性も考えられるが、スポーツ紙記者は「岡本の強みは打撃だけではない」と強調する。

  • 栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
    栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • 栗山英樹監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

「守備能力の高さは大きな武器になる」

「三塁の守備は球界トップレベルでしょう。一塁もハンドリングが巧みで捕球技術が高い。また、外野も守れるので起用法の幅が広い。国際試合は1点を争う緊迫した試合が多い。いかに失点を防ぐかを考えた時、岡本の守備能力の高さは大きな武器になる。栗山監督も、複数のポジションを守れる点を高く評価していると思います」(同)

   本職は三塁だが、チーム事情で高卒3年目の17年に外野手に挑戦。翌18年に打率.309、33本塁打、100打点と大ブレークするが、この時は一塁で108試合、左翼で21試合、三塁で14試合スタメン出場している。

   19年も一塁69試合、三塁56試合、左翼17試合と、不動の4番でありながら、複数のポジションを守れる器用な部分を見せていた。20年以降は三塁の守備に固定され、21、22年と2年連続ゴールデングラブ賞を受賞している。

   打撃でも長距離砲として20、21年と2年連続本塁打、打点王の2冠に輝くなど実績は申し分ないが、今までは国際舞台と縁がなかった。21年の東京五輪では有力候補だったが、本大会のメンバーから落選。昨年はシーズンでも悔しい思いをした。好不調の波が激しいことから4番を剥奪され、打率.252、30本塁打、82打点。求める水準が高いため、この成績では満足できない。

原巨人、栗山ジャパンのキーマンに

   前出のスポーツ紙記者は「侍ジャパンで活躍すれば、巨人に戻ってその勢いのままシーズンに入れる。本人もモチベーションは高いでしょう。国際舞台では途中出場も考えられるが、心強いジョーカーになる」と期待を込める。

   岡本が原巨人、栗山ジャパンのキーマンになりそうだ。

(中町顕吾)

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