日本代表元コーチ、WBC先発投手を予想 注目の日韓戦は「山本でいくべき」ダルビッシュ、大谷は?

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   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2023年3月に開幕する。1次ラウンド・プールBの日本は、3月9日の中国戦が初戦となる。10日に韓国、11日にチェコ共和国と対戦。12日のオーストラリア戦が1次ラウンド最終戦となる。いずれも東京ドームで行われる。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「1次ラウンドで一番重要視されるのが韓国戦」

   1次ランドを突破した場合、準々決勝は順位(1位もしくは2位)に関係なく3月16日にプールAを勝ち抜いたチームと東京ドームで行われる。プールAは台湾、オランダ、キューバ、イタリア、パナマが属し、1次ラウンドは台湾で行う。

   今回は5人の現役大リーガーが代表に招集され、国内組も最強メンバーが顔を揃えた。3大会ぶりの優勝に向け栗山英樹監督(61)の手腕に期待がかかるなか、J-CASTニュース編集部は、日本代表の元戦略コーチ・橋上秀樹氏(57)に今大会の先発投手を予想してもらった。

   侍ジャパンの投手は15人で、先発・第2先発が予想されるのが、ダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)、山本由伸(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)、今永昇太(DeNA)、戸郷翔征(巨人)、宮城大弥(オリックス)、高橋奎二(ヤクルト)、高橋宏斗(中日)の9人だ。

   1次ラウンド初戦の中国戦は今永、韓国戦は山本、チェコ共和国戦は佐々木の名を挙げた。

   橋上氏は「1次ラウンドで一番重要視されるのが第2戦の韓国戦。ここは山本選手で行くべきだと思います。今永選手は昨年の強化試合で先発して内容も良かった。WBCのボールを比較的安定して扱っているように見えました。初戦に行くには経験やメンタル的なことも含めて今永選手で良いと思う。佐々木選手は国際経験が少ないですし、不安要素もあるので重圧のかかる初戦は避けたいところですね」と説明した。

「まず日本ラウンドを突破するというのが第1目標」

   第4戦のオーストラリア戦に関しては、3戦目までの結果次第で変わってくるとし、3連勝した場合は、調整が必要な投手や登板の機会がなかった投手が先発するとの見解を示した。

   1次ラウンドを突破した場合、準々決勝はダルビッシュが先発し、第2先発として大谷がマウンドに上がると予想した。

「私も経験したが、まず日本ラウンドを突破するというのが第1目標になる。皆が日本ラウンドで負けるわけにはいかないと思っている。そこで先発はダルビッシュ選手で行くと思います。2番手は大谷選手。2人が何回まで行くかは分かりませんが、点差が開いてある程度余裕を持った戦いができるのであれば、早めに2人を降板させてアメリカでの決勝ラウンドに備えさせると思います」

   決勝ラウンドは舞台を米国に移し現地時間3月19日から行われる。日本、米国がともに勝ち上がった場合、準決勝で対戦することが確定している。

   準決勝は山本とし、決勝は佐々木と予想した。

   橋上氏は「トーナメントなので負けてしまったらそこで終わってしまう」とし、「山本選手、佐々木投手は2人とも良いピッチャーですが、実績を含めて準決勝は山本選手のほうが良いと思う。山本選手を使わずして準決勝で終わってしまうことは避けたい。決勝ラウンドに行ったらダルビッシュ選手、大谷選手は中継ぎもしくは抑えにまわると思います」との見解を示した。

   侍ジャパンは2月17日から宮崎県で強化合宿を予定しており、ダルビッシュが初日からの合流を表明している。

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