回転寿司を含めた飲食チェーンでの迷惑動画の拡散が相次ぐ中、今度は大手カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」で撮影された迷惑動画が広まっている。SNS上では「CoCo壱も行けなくなった」との声も上がり、風評被害につながっている。
しかし、この迷惑行為は3年ほど前に発覚しており、すでに解決済みだという。運営会社の壱番屋(愛知県一宮市)が2023年2月2日、J-CASTニュースの取材に明かした。また今回ふたたび話題になったことで、利用者からの問い合わせも来ているという。
19年12月に発覚した迷惑行為は、謝罪を受け入れることで解決済み
飲食チェーンでの迷惑動画の拡散がSNS上で相次いでいる。こうした事態を受け、回転寿司チェーン「くら寿司」「はま寿司」「スシロー」の運営会社は、警察に相談したり、被害届を提出したりする対応を取った。これ以外にも、うどんチェーン「資さんうどん」が、同様の迷惑動画を受けて、警察に被害届を提出している。
今度は、CoCo壱番屋での迷惑動画も拡散している。店内で、若い男性客がテーブルに備え付けの福神漬けを直接スプーンで食べる様子が映っている。TikTokに掲載された動画が23年2月1日から2日にかけて広がったものとみられる。
2月2日のツイッターのトレンドに「CoCo壱」が入ったり、複数のまとめサイトに取り上げられたりするなど話題になっている。「CoCo壱も行けなくなった」と不安視する声も上がっている。
壱番屋の広報は2日、この迷惑行為は19年12月に発覚したものだと取材で明かした。上記の動画を見た利用者からの問い合わせを受け、対応を進めたという。最終的に、動画に映っている人物からの謝罪を受けいれることで解決したと説明している。
今回ふたたび話題になったことで、「お客様からの問い合わせはゼロではない」という。同社広報は「お客様に不安を与えてしまっている」として、前述したような事実を説明して対応しているとした。
上記の動画以外に、いわゆる「客テロ」と呼ばれるものは起こっていないという。また今回の寿司騒動に関わらず、「提供前後の確認」で対策を行っているとしている。