ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2023年3月に開幕する。侍ジャパンは2月17日から宮崎県で強化合宿を予定しており、大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手(36)がSNSで初日から参加する意向を示した。
「自分は宮崎キャンプの初日から行きます」
ダルビッシュは1月31日にツイッターを更新し、「自分は宮崎キャンプの初日から行きます」と明かした。そしてスプリングキャンプ期間中の大リーガーの早期合流が困難な状況の中、合宿初日から参加が可能となった理由について言及した。
「早期合流が難しいのは確かです」とし、「ただ自分の場合はベテランであるためパドレスが融通をきかせてくれました」と経緯を説明した。
代表に選出された現役大リーガーの大谷翔平投手(エンゼルス、28)、鈴木誠也外野手(カブス、28)、ラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス、25)、吉田正尚外野手(レッドソックス、29)の代表合流は不透明な状況にある。
1次ラウンドで日本と同組の韓国では複数のメディアがダルビッシュの早期合流を伝えた。
地元通信社「聯合ニュース」(WEB版)は、日本野球代表チームのエース・ダルビッシュ投手が強化合宿初日から参加すると速報した。
韓国大リーガーは3月の国内合宿で合流
同メディアは、韓国代表の現役大リーガーのキム・ハソン内野手(パドレス、27)とトミー・エドマン内野手(カージナルス、27)は、大リーグの速球投手に対応するためスプリングキャンプで適応力を身に付けなければならず、3月初めに代表に合流すると伝えた。
地元メディア「スターニュース」(WEB版)は、パドレスでダルビッシュと共にプレーするキムが代表に早期合流できないとこは「不公平」であると不満を示し、議論の余地があると主張した。
韓国代表は2月14日に米アリゾナ州で強化合宿を行う予定で、3月2日から国内で合宿を張る。同メディアは、キムが早期合流できれば他の選手との連携が取りやすくなるが、キムが代表に合流するのは国内合宿からになると指摘し、実戦は6日に大阪で予定するオリックス・バファローズとの強化試合になる可能性が高いとした。
WBC1次ラウンド・プールBは3月9日に東京ドームで開幕し、韓国は9日の初戦でオーストラリア、10日に日本、12日にチェコ共和国、13日に中国とそれぞれ対戦する。