スマホ撮影に自転車、大阪国際女子マラソン「並走者」続出 危険指摘も...主催者悩ます規制の難しさ

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テレビ局に「できるだけ映さないように」呼びかけも...

   大会事務局の担当者は1月31日、J-CASTニュースの取材に対し、通行規制の敷かれていない歩道での並走を止めることは難しいと話す。

「沿道の警備員や整理員に(注意するよう指示を)徹底していますが、(防ぐのは)なかなか難しい。(並走をやめてくださいと)お声がけすることはできますが、強制的に体を張って止めるようなことは難しいです」

   過去の大会でも観客による並走行為はみられ、とりわけ自転車での並走をやめるよう新聞を通じて呼びかけてきたという。今大会の公式サイトでも「ランナーと自転車で並走するなどの行為はご遠慮ください」と、自転車での並走行為を明記して注意している。担当者は「自転車はかなりのスピードを出して走られている。ランナーも結構速いため、それに合わせて走られると、一般の歩行者に対して危険な状態になり、事故が起こる可能性があるので、徹底して(やめるよう)書いています」とする。

   一方、自転車以外の並走者については、明らかに危険なケースでは整理員が声をかけることもあるとしつつ、「(走っているだけでは)一般の観客なのか、普段ランニングされている方かわからない」とし、自転車のように明記して注意することは難しいとした。

   また、中継カメラに並走者が映ると真似する人が出てくるとし、テレビ局に対しても出来るだけ並走者を映さないよう呼び掛けてきたというものの、完全に映さないようにするのは難しいという。

   今大会で並走によるトラブルは発生しなかったというが、今後の安全対策については「警察とも相談して進めていきたい」と話した。

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