国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が発表した2022年世界プロリーグランキングをめぐり韓国メディアが中国サッカー界を酷評した。
IFFHSは2023年1月19日に世界プロリーグランキングを発表した。韓国のKリーグは18位にランクされアジアでトップに立った。日本のJリーグは30位でアジア2番手。中国リーグは74位だった。ブラジルリーグが1位にランクされた。
海外から多くのスタープレイヤーを招へい
地元メディア「OSEN」は1月30日、サッカーのプロリーグランキングに関する特集記事を公開し、Kリーグが11年から12年連続でアジアのプロリーグ1位を守ったと伝えた。Kリーグは昨年の22位からランクを4つ上げた。
同メディアが注目したのが中国のランキングだ。記事は「中国サッカーはタイより下回り恥をかいた」と書き出され、中国のサッカー界の現状を独自に分析した。昨年80位のタイリーグは中国リーグを上回る71位にランクされた。
中国はかつて天文学的な金額をサッカーのプロリーグに注ぎ込み海外から多くのスタープレイヤーを招いたが、ここ最近は完全に崩壊したと解説。新型コロナウイルスの影響により経済的困窮が生じ、球団の経営が悪化し瓦解する球団もあったと説明した。
そして海外メディアが、ポルトガルの英雄クリスティアーノ・ロナウド(37)がサウジアラビアリーグに移籍した理由のひとつに中国サッカーの没落があると報じたことを紹介した。ロナウドは昨年12月に英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからサウジアラビアリーグのアル・ナスルFCに移籍した。
韓国のサッカー専門メディア「GOAL.com」は、「タイより下回る『大屈辱』... 競争力を失った中国の無限の墜落」とのタイトルで記事を公開し、アジアサッカー界の現状を踏まえて中国サッカー低迷の要因を分析した。
同メディアは、ここ2、3年の間に中国サッカーリーグへの投資が激減し「空中分解」したクラブは1つや2つではないとし、中国リーグの順位急落は「予想されたことだった」と解説した。