「何でこんな悪魔の飲み物を加えようとした?」──。
ドリンクバーマシンの選択肢に、日本コカ・コーラの緑茶商品「綾鷹」とメロンソーダのフレーバーを掛け合わせた飲み物が搭載されていた、と驚きを伝える投稿がツイッターで注目されている。運営に経緯や受け止めを聞いた。
「混ぜるな危険」「でも意外に合いそうな気も...」
話題となっているのは、ツイッターユーザーの「蛙石排土(株)」(@N_F_hyde)さんによる2023年1月22日の投稿だ。冒頭の投稿文とともに写真で披露されたのは、タッチパネル式のドリンクバーマシン。通常の味に加えて、フレーバーを掛け合わせた味も選択できるようになっており、画面には「綾鷹・メロン緑茶・炭酸」と表示されている。ステーキレストランチェーン「ブロンコビリー」で見かけたという。
投稿は1800件以上のリツイートや5000件超の「いいね」を集め、「どんな味なのか気になるーっ!!!」「混ぜるな危険」「でも意外に合いそうな気も...」など様々な反応が上がっている。経験者のなかには「甘さが控えめになり、お茶の渋みが味に複雑さ出して美味い」と評する声もあった。
投稿者の蛙石さんは24日、J-CASTニュースの取材に対して、「味はメロンソーダを極限に薄めた綾鷹」だったといい、「お互いの長所を打ち消しあってると思いました。お腹いっぱいだったのですが、それを飲んで満腹感がリセットされるほど衝撃的な味でした」と感想を述べる。「何故、このフレーバーを置こうとしたのか」と店に聞きたいとも伝える。
「色々なメニューをご提案できるのが特徴」の新機種
同チェーンを運営するブロンコビリー(愛知県名古屋市)の広報担当は取材に対して25日、先の組み合わせは、「機械を入れる時にコカ・コーラ様の方で設定していただいた」と説明。反響には下記のように伝える。
「色んなことでそういう使い方があるなとか、そういう風にお客様が楽しんでいただけるんだとか時々あるので、その一つとしてお客様に愛されてるなというふうに思っております」
機械を提供するコカ・コーラボトラーズジャパン(東京都港区)の広報も26日、取材に答えた。前提として、投稿されたドリンクバーマシンは2020年に市場へ導入した新機種だと明かす。ブロンコビリーに関しては21年から全133店舗で展開しており、「27種類のドリンクを作ることができます」。
当該店舗において綾鷹のフレーバーにメロンソーダの選択肢を設けた意図については、「新機種は色々なメニューをご提案できるのが特徴です。ラインナップは各店舗様へ新機種を展開する際に、ブロンコビリー様と調整させていただきました」と説明した。
ツイッターの反響への受け止めは、「ご注目いただき嬉しいです。今後もブロンコビリー様でお好みのドリンクを見つけていただければ幸いです」と喜ぶ。