今期ドラマに多い「仮面劇」 どんな意図?識者が考える社会的背景「現代を批評的に描くアイテム」

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「3作まとめて見ると面白い」

   木俣氏は「大病院占拠」では医者が人質になっており、その身柄を拘束している鬼が仮面を着けている一方、「Get Ready!」では医者が仮面をつけていて、それ以外の人物は着けていない点が対照的であると指摘。一方で、共にTBS系で放送されている「Get Ready!」と「夕暮れに、手をつなぐ」は、どちらのドラマのプロデューサー陣にも植田博樹氏が名を連ねていることをあげ、「3作まとめて見ると面白いという、偶然かもしれないけれど仕掛けのように見えて楽しめますよね」と解説する。

   仮面を着けるドラマ演出のプラス面として、木俣氏は新型コロナウイルスの感染予防策でマスクをつける代わりに仮面をかぶるアイデアが出たという可能性を指摘しつつ、「万が一、出られなくなった場合に代役をやってもらいやすいという苦肉の策ではないでしょうか(笑)」と制作側の考えを推測した。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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