元局アナ進行、参加型配信、オウンドメディアで記事化 用意周到だったトヨタ「マスコミ中抜き」会見

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トヨタイムズ、報道機能を強化へ

   番組が終わってまもなく、オウンドメディア「トヨタイムズ」でも、「豊田章男社長がトップ交代 後任・佐藤執行役員(53)に託した想い」と記事を配信する用意周到ぶりだった。

   一連の情報発信を、好意的に受け取った人は少なくないようだ。SNSなどでは「自社メディアの出来栄えが凄い」「記者会見全部この形式でいいな」「煽り記事経由だけではなく、こうして直接本人からも話を聴けるのはいいことだ」と評価する声が多く寄せられている。

   トヨタイムズは、トヨタ社長の肝いりで2019年に始まった。俳優の香川照之氏(22年末で契約終了)を編集長に抜擢し、自社の動向を主に取材記事の体裁で発信している。

   富川氏が22年4月、テレ朝を辞めてトヨタに転職した際はメディア業界を中心に大きな話題となった。12月末から始まった「"本当のこと"を伝えるためのオウンドメディア」と標榜する番組「トヨタイムズニュース」の司会を担当している。

   富川氏は番組内で、豊田氏から「トヨタイムズの報道をやっていきたいんだという話がありました」と舞台裏を明かしている。豊田氏は2023年の年頭挨拶で、トヨタイムズニュースを毎週配信していくと宣言している。

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