雪で車が立ち往生→配達員2人が救いの手 SNSで賞賛続々、ヤマト運輸「安全確保に貢献は重要な責務」

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   雪が降りしきる暗闇の中で、ヤマト運輸の男性配達員2人が、雪でスタックした白い軽トラックを両手で懸命に押す。

   そんな姿を撮った動画が、ツイッターに投稿され、反響を集めている。

  • 配達員らが救助に奮闘(イメージ写真:アフロ)
    配達員らが救助に奮闘(イメージ写真:アフロ)
  • 配達員らが救助に奮闘(イメージ写真:アフロ)

4000件以上の「いいね」、配達員を労う声が相次ぐ

   最強寒波で西日本などが大雪になる中、鹿児島市内でも、2023年1月25日未明に4センチの積雪を観測した。

   そんな中で、立ち往生した車が多く、24日夜も、動画を見ると、反対車線も渋滞した車の列が続いていた。雪の中で、配達員2人が押した軽トラックは、少し前に動いたが、それ以上進まず、配達員の1人が前方の様子をのぞく。

   すぐに、2人でまた押し始め、道路の中央寄りからさらに押す。その後、一息ついて後ろを振り向くところで、45秒間の動画が終わっている。動画は、すぐ後ろの車の中から撮られていた。

   この動画は、24日にツイッターで投稿され、投稿者は、大雪の日に立ち往生した車を救った配達員らに感動したと、その奮闘を讃えた。投稿では、ヤマト運輸の別の男性配達員が、歩道の段差に困った車イス利用者を手助けした動画が22年4月に話題になったことを思い出したともつづられていた。

   この投稿は、4000件以上の「いいね」が付いており、配達員を労う声が相次いでいる。

「該当社員とはすでに連絡が取れております」

「クロネコヤマトさん ありがとうございます」「素晴らしい」「良い話ですねー ほっこりしました!」

   配達員2人について、ヤマト運輸のコーポレートコミュニケーション部は1月26日、J-CASTニュースの取材に対し、「該当社員とはすでに連絡が取れております」と明らかにした。

   「詳細のご質問についての回答は控えさせていただきます」としながらも、次のように今回話題になったことについて答えた。

「この度は弊社社員の行動について、多くのお褒めのお言葉をいただきありがとうございます。私たちは、日々公共の道路を使用させていただき、業務を行っております。その中で地域の皆さまの安全や安心の確保に貢献することは、重要な責務であると考えております。引き続き社員の安全を最優先に、地域の一員としてお役に立てるように社員一同邁進してまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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