主催者は本人への「正式謝罪」望む
批判の声が高まる中、1月25日、ラジー賞主催者のウィルソン氏が声明を発表したと米CNNなど複数メディアが報じた。声明でウィルソン氏は「11歳のアームストロングを我々の賞の候補に選んだことへのまっとうな批判があり、我々がいかに無神経であったかに気づかされました」とし、ラジー賞のノミネートからアームストロングさんを除外したと伝えた。現在、ラジー賞公式サイトの最低助演女優賞のノミネートリストからは、アームストロングさんの名前が消えている。
同氏は「アームストロングさんには正式に謝罪が必要だと考えており、私たちの選択の結果、彼女が傷ついたことを遺憾に思うと申し上げたい」と本人への謝意を伝えた。さらに、今後は18歳以下のパフォーマーやフィルムメーカーをノミネート候補としない方針を示した。
なお、前年のラジー賞では俳優のブルース・ウィリスさんに「2021年公開作のブルース・ウィリスによる最低演技賞」を特別賞として授与。しかし、その後ウィリスさんが失語症のため俳優活動の引退を発表したことを受け、同賞の授与を撤回している。