「フルトンはでかいと言ってた」
新年会で井上は対戦候補のWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、28)に言及したという。
現在、WBO世界スーパーバンタム級1位にランクされる井上は、同団体王者フルトンへの挑戦権を持つ。米スポーツ専門局「ESPN」(WEB版)は1月18日、井上、フルトン陣営が今春に日本で対戦することに合意したと報じた。5月開催を目指している。
京口は「(井上は)フルトンはでかいと言ってた」とし、「サイズのことを気にしていた。体を作らないといけないと言っていた。フィジカル面とか。メディアにも『体を大きくする』と言っている」と明かした。
プロキャリアをライトフライ級(48.9キロ)でスタートした井上の身長は165センチでリーチは171センチ。一方、55.3キロリミットのスーパーバンタム級を主戦場としてきたフルトンは身長169センチ、リーチ179センチと、いずれも井上を上回る。
京口はボクシングに対してストイックであくなき向上心を持つ井上と話をしていて「こっちが恥ずかしくなった」とし、「井上尚弥は19回(世界戦を)やっている。それだけのことをやっているのにまだ自信持ててないんだと。衝撃だった。スーパーバンタム級にかける思いが尋常じゃないなと思う」と率直に語った。