「この提案はいかがでしょうか。見解を求めます」
財政政策でも、立憲の政策を紹介しながら政府の見解をただす場面があった。泉氏は、現在の状況について
「too big, too risky。大きすぎ、危険すぎる状態ではないのか」
と指摘し、立憲は独立財政機関「経済財政等将来推計委員会」を立ち上げて政府の財政運営が持続可能かを検証する仕組みを提案していることに言及。「この提案はいかがでしょうか。見解を求めます」と呼びかけた。
岸田氏は、政府では経済財政諮問会議で議論を行っているとして、「引き続きこの体制のもとで適切な政策運営を行っていきたい」と否定的な見解を示した。
泉氏は次のように「政権交代」に言及して質問を締めくくった。
「私は皆様の先頭に立って、自民党政権のこの法案や予算をただし、立憲主義や政策ビジョンを実現してまいります。私達は、政権を担える力をつけ、必ずやこの政権交代を果たす。その決意をお伝えし、質問を終わります」
ただ、防衛増税に批判が集まる中でも、野党の支持率は伸び悩んでいる。例えば朝日新聞が1月21、22日に行った世論調査では、立憲の支持率は6%。12月の調査から1ポイント下落している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)