「皿にフタなどは未実施だが、店のクルーには注意を促す」
他の客の寿司を横取りしたケースについては、店舗や加害者の男性が分かっておらず、特定できるよう対応すると説明した。ただ、はま寿司では、本社の近くにある警察署には1月上旬に相談し、警察では、このことについて認識しているとしている。被害者の客は特定できておらず、加害者からは、連絡や謝罪は23日夕時点ではないという。
なお、このケースは、レーンの形状などから、「わさび乗せ」があった店舗とは違うとみられるとした。
過去には、はま寿司の店舗で19年2月、別の若い男性がレーン上を流れる皿の寿司のネタを素手で取り、はしでシャリの上にわさびを乗せる様子を撮った動画がSNS上で投稿されている。男性の顔は、はっきり映っていた。
はま寿司によると、このときも、加害者が名乗り出て、店に謝罪があったが、警察に被害届を提出したと公式サイトで発表している。
レーン上の悪質行為については、店内に防犯カメラはあるものの、店員らも忙しくてレーンを常時見張ることはできない状態だ。
「お客様に不安や不快感を与えるこうした行為は控えていただきたく、報道を通じてけん制することにつながればと考えています。店のクルーがお客様すべてを監視できませんが、その素振りがあれば注意するよう促していきます」
ただ、皿にフタをするといった抜本的な対策については、コストがかかるなどの面から、まだ実施できていないという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)