落語家の笑福亭鶴瓶さんが2023年1月22日放送のラジオ番組「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(ニッポン放送)に出演し、タトゥーに関する持論を語った。
「もし自分の子供が入れたら縁切るわ、俺」
鶴瓶さんはハワイを訪れた際、首に漢字で「腕」と書かれたタトゥーを入れた外国人を見たとして「あいつらに一回言うたらな。おまえ何書いてんねん、と」とツッコミを入れた。
上柳昌彦アナウンサーが「アメリカの方ですよね。漢字(のタトゥー)を入れるのが流行ってるらしいんですけども」とすると、鶴瓶さんは「俺は見てないけども、肩に『角』って入れてるのもいたって」とさらなるタトゥー情報を語った。
面白がる一方、鶴瓶さんは「なんで刺青っていうか、タトゥー文化があんなに(人気に)なってきたんやろ。当たり前のようになっている。したらあかんと言わないと」とした。上柳アナは「まず(外国は)タトゥーに関する敷居が低い感じなんでしょうけど。外国の方にとってみたら、漢字っていうのはなかなかスタイリッシュに見えるんでしょうね」とフォローした。
鶴瓶さんは日本人でもタトゥーを入れる人がいることについて、「何にも言わへんの? 親が」と疑問を呈した。上柳アナが「親に『すみませんお父さん、今度こういうのを入れてこようと思うんですけど』って相談する類のものであろうか、ってところはありますよね」とするも、鶴瓶さんは「うーん」と納得しかねる様子でタトゥーに反対した。
「他人の子供がタトゥー入れてはんのは別にええけど、もし自分の子供が入れたら縁切るわ、俺。もう知らないよって。自分で生きていきなさいよと」
上柳アナがかつて海水浴に行った際、「こんな普通の子が」と思うような出立ちの若者たちがタトゥーを入れていたと振り返ると、鶴瓶さんは「女の子もですよ。入れんでええやん」とした。
最近のタトゥーについて「消すことも可能ではある」と教える上杉アナウンサーに、鶴瓶さんは「入れるときの躊躇を言ってる、俺は。もっぺん考えや、とね」と再度タトゥーに否定的な見解を示した。
「タトゥーを嫌がる人も含めての多様性」「縁切るまでは流石に時代遅れ」
SNSでは、鶴瓶さんのタトゥー論に賛否の声が上がっている。タトゥーに拒否感を示す鶴瓶さんに賛同する意見を投稿する人も多い。
「タトゥーを入れるのは自由。だけども日本の一般的な感覚は鶴瓶さんのそれが大多数だと思う。ということはそれが日本の文化な気がする」
「タトゥーはファッションと理解するようになったけど、子供がいたら鶴瓶さんと同意見だな」
「鶴瓶をバッシングする人は今一度よく考えてほしい。タトゥーを嫌がる人も含めての多様性なんやで」
一方、タトゥーを理由に「縁を切る」などと厳しい発言をした鶴瓶さんに反感を覚えたとするコメントも少なくない。
「海外サッカーとかみてるし、身近に入れてる人がいるからかもだけど、縁切るまでは流石に時代遅れ」
「この発言で傷つく人が沢山いるって事 この発言で『なるほど鶴瓶さんが言ってる事が正しい、タトゥーは悪だ』って思う勘違いも湧くだろうしこの人マジで発言した先の事を想像出来ないんだなと思いました」
「タトゥーを入れる背景にはいろいろなものが考えられる。もしこの鶴瓶さんの発言がそういう対話を一切しないで、縁を切るというものだとすると、とても寂しい」