「うちの娘泣かしたらダメじゃないか!」ニコ生配信にまさかの父乱入 アンチへの喝が話題、なぜこんな事態に?

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   若い女性がニコニコ生放送で動画配信中に心ないコメントに泣かされたところ、父親が突然口を挟んで来て...。

   こんなシーンがツイッターなどで話題になり、反響を集めている。このニコ生主の女性に話を聞いた。

  • 「コメントに負けない」と動画配信(にさい@002PSYさんのツイートから)
    「コメントに負けない」と動画配信(にさい@002PSYさんのツイートから)
  • 父親に寿司をご馳走(にさい@002PSYさんのツイートから)
    父親に寿司をご馳走(にさい@002PSYさんのツイートから)
  • 「コメントに負けない」と動画配信(にさい@002PSYさんのツイートから)
  • 父親に寿司をご馳走(にさい@002PSYさんのツイートから)

「誰に! 誰に泣かされたの?」「ブスじゃないからね」

   「負けない!」「オワコンじゃない!」。女性がカメラの前に座って配信を始めると、途端に容姿を侮辱するようなコメントが並ぶ。もちろんエールもあるが、女性は、ムッとした表情になった。

   この女性は、ニコ生で5000人以上のフォロワーがいる「にさい」さん(22)(ID:119219698)だ。

   2023年1月16日は、「今日こそはコメントに負けない」と挑発的なタイトルで配信を始めるが、アンチコメントに何度もくじけそうになる。

   にさいさんが「私、嫌なことしかない人生」などと言って黙り込み、目をつぶると、父親が娘を呼ぶ声がした。

   ドアを開ける音がして、にさいさんが「何ー?」と振り向くと、父親は、ご飯だと伝えた。にさいさんが鼻をすすったため、父親が「大丈夫?」と声をかける。「お腹空いてない」とにさいさんがムッとした顔をしたため、父親は、「何してんの? 泣かされた?」と聞きに来た。

   これに対し、にさいさんは、「泣かされた!」とリスナーの方を指差し、ティッシュを手に取って鼻に当てる。

「誰に! 誰に泣かされたの?」

   父親は、声を上げて娘に聞く。にさいさんが「みんなに」とティッシュで涙を拭くと、「俺が泣かしてやるよ、じゃあ。仕返ししてやる」などと息巻いた。

   父親が「また『ブス』とか言ったんでしょ?」と聞くと、にさいさんは「うん」とうなづく。父親は、「ブスじゃないからね」「まだこれからの女だからね」と娘を必死で擁護した。他の可愛い女性と比較されると、にさいさんが漏らすと、「ろくなもんじゃねーな、そいつらなあ」とぼやいた。

「もっと、可愛がってあげてよ、みんな」

「ダメだぞ、コラー! なんでそういうこと言うんだ! うちの娘泣かしたらダメじゃないか!」

   父親のこの言葉に、にさいさんは、下を向いて涙を拭う。

   すると、投げ銭を示すカップが画面に降りて来て、にさいさんは、「あっ、カップ来た」と喜んだ。

   「何? カップって」「俺のカップ?」と父親は聞くと、娘の右に座る。そして、なんと自分の胸を両手で持ち上げるようにして、「カップ、カップ、カップ」とおどけて見せた。

   このポーズに、にさいさんは、「ハハハ」と笑い、癒された様子だ。これに気をよくして、父親は、同じポーズを再び決めて見せた。最後に、「ダメだよ、娘泣かしちゃー。もっと、可愛がってあげてよ、みんな。俺怒るよ、ほんとに」とつぶやいて去って行った。

   このシーンを、インフルエンサーがツイッターで紹介すると大きな反響を呼んだ。

   「茶番」「親子で小銭稼ぎも大変やな」と皮肉る向きもあったが、父親のキャラを面白がる声が続々と寄せられている。

「娘のために怒ってくれるパパ最高やろ」「良いお父さんすぎて泣いた~」「これ筋書きあったら逆にオヤジすげーわ」

   にさいさんは1月18日、J-CASTニュースの取材に応じ、突然の父親登場について説明した。

「台本ではありません」「お酒が入るとあんな感じで陽気に」

   父親がなぜあんなことをしたのかについて、「台本ではありません」とやらせ説を否定し、「普段も天然な事が多いですが、お酒が入るとあんな感じで陽気になります」と明かした。

   実は、「カップ、カップ、カップ」のポーズは、こんな背景があるという。

「ギフトを貰った際のカップ芸は、他のニコ生主さんが考えたパフォーマンスです。そば打ち配信の際に教えてあげたら、真似をしてくれました」
「『いくらか投げ銭は飛んだか?』と言っていたので、パパの中で多少の盛り上がりは意識したんだと思います」

   それがネット上で伝わって、父親の芸がバズった形だ。

   どんな父親なのかについては、「私のやりたい事を、できる範囲で自由にやらせてくれる優しいパパです」と答え、「最近の印象に残るエピソードは、年越しにかけて錦糸町から銚子まで約100km歩くという配信の企画に参加した際に、辛すぎて泣きながらパパに電話をかけて励ましてもらったという事がありました」という。

   ネット上では、父親の配信を期待する声も出ているが、「パパが単体で配信する予定はありません」とした。ただ、「普段の配信で日常会話が乗ることはたまにあると思います。また、パパの出演を求める声が多いので、一緒に旅行配信などをしようかなと企画しています」としている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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