「いろんなこと考えられるなぁ」「決して良いことではない」
国民民主党の玉木雄一郎代表は1月17日午前の記者会見で、「いろんなこと考えられるなぁ、というのが率直な印象」。制度が「ローテーション」を予定していたかについては、「なかなか予定していたとは言いがたい」とみる。さらに、議席を割り当てられた人が仮に離党した場合、この仕組みが破綻する可能性も指摘。この点を含めて議論すべきだとした。
「仮に途中で党籍を離脱して、離党したような場合は、それは(議席が)つながらなくなってしまって、れいわさんの枠ではなくなってしまうので、そういう担保をどうするのか。そもそも、(任期を)そういう細切れでやることがどうなのか...、ということについては、いろいろ議論をしてみたらいいのでは。最終的にはそれも含めて、選挙で判断される問題ではないか」
立憲民主党の岡田克也幹事長は、1月17日午後の会見で、明確に不適切だとの見方を示した。
「常識では非常に考えにくいこと。制度上は不可能ではないかもしれないが、制度として考えていることとは違うと思う」
仮に今回のローテーションを容認すれば、1日で辞職するような事態も生じかねないことを危惧した。
「そういうことを許せば、毎日でも、1日でも国会議員とか、そういうことだってできてしまうわけで...。繰り上がり当選というのは、何らかの理由で前職がバッジを外した場合に例外的にあり得る話であって、『毎年1人』という、そういうやり方は決して良いことではない」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)