「辛さ(熱)が波のように、やってくる(浪)」
ところが、海を越えて定番化を果たしていた。
日本と同じ1986年から、香港でも「熱浪」として展開していた。カルビー広報部は16日、J-CASTニュースの取材に、商品名を「試作品を食べた時の『辛さ(熱)が波のように、やってくる(浪)』という経緯に由来しています」と説明する。
広報によれば、香港でも当時は辛い味のポテトチップスが人気を博していた。時代の波に上手く乗り、日本では叶わなかったロングセラー商品に押し上げた。カルビーブランドは香港のポテト系スナックで過半の市場シェアを誇り、その中でも売上1位だという。
カルビーが海外の自社商品を紹介するウェブサイトでも、香港の欄には「ベストセラーの『ポテトチップス熱浪』をはじめ、『かっぱえびせん』や『サッポロポテト』など数多くの商品を製造、販売しています」と、日本での売れ筋商品を押しのけ熱浪が筆頭だ。
現在はテストマーケティングの一環として日本で販売している。2月からは販路を増やし、上記以外のスーパーやドラッグストアなどでも数量限定で売り出す。「今後、複数回テスト販売を実施し、商品力などを検証した上で今度の展開を検討します」(広報部)