「中国に台湾を攻める能力があるかどうかは、きちんと検証が必要だ」
台湾有事をめぐる議論にも言及し、「今日、ウクライナで起こっていることは、明日台湾でも起こるかもしれない」といった主張は「かなり飛躍した議論」だと指摘した。その根拠として、(1)台湾はロシアとウクライナのように地続きではなく、台湾の海岸線に上陸に向いた海岸は10%しかない(2)台湾軍は強力で、攻める側は守る側の5倍の兵力がないと作戦は成功しない、ことを挙げて
「中国に台湾を攻める能力があるかどうかは、きちんと検証が必要だ」
と述べた。日米同盟についても「どのように機能するかという検証をきちんとしなければならない」。日米共通の司令部設置を「早く実現しなければならない」とした。