ウクライナはEU加盟ならトップ10の可能性も
今後は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響がランキングに影を落とす可能性もありそうだ。ロシアのパスポートでは118都市、ウクライナは144都市をビザなし訪問でき、これは侵攻前と変わらない。
ただ、ロシア国民は「領空閉鎖や制裁措置により、焦点となっているドバイやイスタンブールを除けば、先進国のほとんどを旅行することができない」のに対して、ウクライナ国民は「今世紀で欧州最大の難民危機に対応するための緊急計画の下で、欧州連合(EU)に最長3年間居住し、働く権利を与えられている」。ウクライナの順位はこの10年で上昇を続けており、
「EUに加盟すれば、世界で最も強力なパスポートのトップ10に食い込む可能性が高い」
とみている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)