「6年前、手紙を書きました」病理医へのDMに感動続出 熱心に質問した当時小学生、報告した医学部合格

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「真摯な対応がこんなにも長い間誰かを勇気づける」

   こうした6年前の出来事があった中、市原さんがある日ツイッターを開くと、当時小学生だった学生から「覚えてくださっていますか??」というDMが届いていた。

   「あの手紙のお返事をいただいた日から、医師に対する憧れがさらに大きくなり医師を目指すことを決めました」と続ける学生は、「市原先生にいつか良い報告がしたい」という思いが募っていたという。そして、とある大学の医学部医学科に合格したことを市原さんに伝えた。また受験勉強中、市原さんからの回答を何度も読み返していたことも明かした。

   この連絡に対し、市原さんは「最初はウソかと思ったのです。あまりに話ができすぎているので」と驚きを露わにしつつも、この学生の名前が書かれていたこともあり、「なんというか、こんなにうれしい報告を受けたことがなく、一瞬呆然としました」と取材で振り返った。

   学生の連絡に対し、市原さんは「お手紙よく覚えていますよ。ちゃんととってあります(明日職場のレターファイルを探してみます)」「ここからは私を含めた多くの医師、医学生たちと伴走することになります。これから、同じ世界で一緒にがんばりましょう!」などと返信したという。

   市原さんの1月13日の投稿は、同日20時までに2000件以上のリツイートや8000件以上のいいねを集めており、「素敵すぎて泣いてる...」「久しぶりに凄く感動してしまった」といった感想や、「真摯な対応がこんなにも長い間誰かを勇気づけることができるんだな」「真摯に向き合う大人が子供に与えられる影響の大きさは文字通り人生を左右する」などの称賛する声が寄せられている。

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