「50才腐女子、子宮体がんになる」人気作家の闘病ブログにSNS注目 「いっしょに笑いましょう」本人明かす執筆背景

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早期検査、治療が大切

   闘病中の作家活動については次のように振り返る。

「仕事先の方にはお伝えしてご配慮いただいたので、特に困ることはありませんでしたが、抗がん剤投与後10日間くらいは動悸、息切れが激しく、さすがに平常通りに仕事や家事をするのは難しかったです。投与後10日過ぎれば、次の抗がん剤まではそこそこ元気です」

   抗がん剤の点滴を受けながら食べた親子丼は美味しかったそうだが、「でも肉が少ないと病室で不評だった...」と茶目っ気交じりに述べた。

   水戸さんのブログは9日ごろからツイッターで拡散され始め、「すごく参考になる記事」「他人事じゃないな...」などと大きな注目を集めた。ファンからも「ヒトゴトではないなぁと思ったら水戸泉先生じゃん!」「あの、レジェンドBL作家、私が大好きな水戸泉先生です??」などと驚く声が広がっている。

   ブログを参考にしたいという声に対して水戸さんは、「嬉しいです。私は無知で不正出血を放置してステージ2まで進めてしまったので、これを契機に皆さんが検診に行ってくれたら幸いです」と受け止める。

「がんは怖い病気ですが、医学の進歩は目覚ましく、必ずしも死ぬ病気ではなくなりました。副作用対策やがん患者へのメンタルケアも、10年前と比べたら格段に改善されていると医療関係者も言っていますし、私も実感しました。絶望が一番健康に良くない。なるべくしょーもないことでいっしょに笑いましょう」

   日本産科婦人科学会の公式サイトにも次のような記述がある。

「子宮体がん(子宮内膜がん)は決して治りにくいがんではありません。病気が子宮にとどまっている範囲で治療すれば80%以上の方は治ることが期待できます」

   早期発見や早期治療が重要であるとして、「婦人科での診察を躊躇することなく受けることが大切」だと訴えている。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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