PS5「縦置き」は故障につながる?一部報道で不安広がる デマとの指摘も...SIEの見解は

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」は設置方法によって故障につながることも――。ネットメディアの報道を受け、利用者の間で不安が広がっている。

   PS5は「縦置き」「横置き」のいずれかを選べるが、記事では前者に構造上の欠陥がある恐れを指摘している。

  • PS5公式サイトより
    PS5公式サイトより
  • 拡散したツイート
    拡散したツイート
  • PS5公式サイトより
  • 拡散したツイート

ソースは「複数のハードウェア修理専門家」

   雑誌系ネットメディア「GetNavi web」は2023年1月6日、「PS5は縦置きより横置きにすべき? 冷却用の液体金属がこぼれ落ちてしまったケースも報告」と報じた。

   「複数のハードウェア修理専門家」が情報源だとし、PS5は「縦置きで使い続けると一部の製品で大きな問題が起こる可能性がある」と警鐘を鳴らしている。縦置きを継続すると内部の液体金属が漏れ出し、冷却能力に悪影響を与える恐れがあるという。原因はメインプロセッサーとヒートシンクの間にある「シール」(封止)で、「時々動き、破れてしまうことがあると判明」していると指摘した。

   故障も考えられるため、記事では「ソニーから何らかの発表があるまでは、当面はPS5を横置きにしておくほうが無難かもしれません」と呼びかけている。

   注意喚起は注目を集め、ツイッターでは1月8日、「PS5縦置き」がトレンド入りした。「【注意】PS5、長時間縦置きしているとぶっ壊れる不具合が見つかる・・・今すぐ横置きにしろ!」(オレ的ゲーム速報@刃)と不安を煽るまとめサイトの記事も続発し、「急いで横置きに変えた」「記事読んでたら怖くなって渋々横置きに」と混乱が広がっている。

「デマじゃないの?」「どうやら眉唾っぽい」

   GetNavi webがソースの一つに挙げていた、フランスの電子機器修理業者「Logic-68 Consoles System」は10日、J-CASTニュースの取材に「第一に、ソニーのシステム設計が悪いと非難したわけではないとご理解いただきたい」と前置きしつつ、やはり構造的な欠陥があると主張して「ソニーはこの問題を真剣に考えるべきだ」と対応を求めた。

   一方でSNSでは、使用方法に問題があったのではないか、不用意に分解したのではないかと懐疑的な見方も少なくない。PS5は発売から2年以上たち、世界累計販売は3000万台を超える。構造的な不備があればより大ごとになっているはずだとし、「デマじゃないの?」「どうやら眉唾っぽい」との受け止めもある。

   販売元のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は12日、J-CASTニュースの取材に、現時点での公式見解は控えるとした。

姉妹サイト