洪監督はライバルクラブの蔚山現代の監督に就任
同メディアは過去に国内のライバルクラブに移籍した例を挙げながら今回の騒動を解説。最も有名な事例として元韓国代表MF徐正源(ソ・ジョンウォン)氏(52)の移籍を挙げた。
徐氏は韓国リーグ安養LGでプロデビューを果たし、98年にフランスリーグのRCストラスブールに移籍。フランスで1年間プレーした後、韓国に復帰したが古巣・安養LGではなくライバルクラブの水原サムスンに入団したことで物議を醸し、徐氏のユニフォームが燃やされる出来事まであったという。
このような過去の事例もあり今回の天野のライバルクラブ移籍は韓国サッカー界で大きな注目を集め、今季予定される蔚山現代対全北現代戦は「天野ダービー」としてさらなる関心を集めると解説した。
また、天野を痛烈に批判した洪監督もライバルクラブの移籍とは無関係ではないとし経歴に言及。洪監督は現役時代、国内では浦項スティーラーズ一筋でプレーし、引退後は同クラブの監督になると多くの関係者が予想したが、21年にライバルクラブ蔚山現代の監督に就任したと指摘した。