梅とともに育ったツイッター担当者の想い
生田さんは、みなべ・田辺地域では多くの人々が梅の産業に携わっているとして、「地域に育ててもらった企業・人として、梅の消費を回復させ地域産業を発展させ、また日本の食文化を守り伝えていくという使命があると思っています」と述べる。
ツイッター担当者も田辺市出身だ。地元の暮らしに根差した梅産業を支えたいと梅樹園にやってきた。ツイッター担当者は、冒頭のツイートに続けて次のように訴えている。
「今回伝えたかったことは、苦しいので助けてくださいということではございません。この現状を打破するために、私ができることを、弊社ができることを、全力で取り組んでいくことを宣言したかったのです」
生田さんはツイッター担当者を「梅の業界を、当社を何とかしたいという情熱の塊のような青年」と評する。SNSを通して自社のファンづくりと梅の魅力発信に努めてほしいと、期待を込める。
今回のツイートを通しては、多くのツイッターユーザーから「頑張ってほしい」などと応援する声が寄せられ、生田さんは「正直梅干しの事にこんなに多くの方が興味持っていただけることが驚きと喜びで感動しています」と受け止める。
「おかげさまで、1日で1か月分の注文をいただきました。最終目標は日本中・世界中での梅の価値を引き上げることです。まずは自社そして紀州南高梅と産地全体が盛り上がるように情報発信を継続していきます」
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)
梅干しの現実。皆さん、現在梅干し業界がどのような状況かご存じでしょうか。令和元年から令和3年の梅干しの年間消費量は、1世帯当たり約663gです。多くの方が663gと聞いてもピンとこないと思うので、もう少し分かりやすく説明すると、弊社の梅干し倉庫はパンクしており、梅農家さんが作った梅干し
— (株)梅樹園 【公式】 (@Baijuen_Umebosi) January 10, 2023